看護の仕事でなぜ報連相が重要視されているのかというと、それは看護活動をチームで円滑に行うためです。
看護業務に関わらず、チームで行動する際には、業務の進捗状況を共有することが欠かせません。
特に看護の現場においては、患者の安全を守ることにも繋がっているので、より重要視されていると考えて良いでしょう。
報連相を的確に行うためには、まずは報連相の定義を理解することが大切です。
まず、報告とは、業務などを行っている者が、その経過や結果を伝えることです。
看護師にとっては、結果を伝えることはとても大切ですが、それと同等に経過報告もとても重要です。
次に、連絡とは情報などを共有し、知らせることです。
看護業務の連絡は、患者の様子だけでなく、自分がどんな仕事を行ったのかという連絡も大切になります。
そして相談とは、何か問題が生じた際に話し合いを行ったり、他者の意見を伺ったりすることです。
トラブル発生時だけでなく、わからないことや困っていることがあれば、迷わずに相談することが看護の仕事には求められます。
一口に報連相と言ってしまうと、何をすればよいのかあいまいになってしまいがちです。
しかし、きちんと分解して定義を見てみると、なにを行えばよいのかが明確になります。
報連相と言われて、どんなことを伝えればよいのかわからなくなった際には、一つ一つを分解することをおすすめします。
自分が行わなければならないのが、報告、連絡、相談のうちのどれなのかを、確認すれば自ずと伝え方も分かるようになるでしょう。
チームワークの要ともいえる報連相を習得したい方は、『看護の仕事はすべて【報連相】で決まる』をしっかり読んでおくと仕事の役に立つかもしれません。